大雪被害のりんご畑 余分な花を摘む作業盛ん 横手市
去年12月からの大雪で、果樹の枝が折れるなどの被害が出た横手市で、りんごの木の余分な花を摘み取る作業が盛んに行われています。
横手市増田町の果樹農家、野田英夫さんの「つがる」や「トキ」などの品種を栽培しているおよそ140アールの畑では、いま、りんごの木が白や淡いピンクの花を咲かせています。
野田さんは家族や従業員とともに、りんごの余分な花を摘み取る作業を始めていて、まとまって咲いた花の中心の花だけを残して一つ一つ手際よく摘み取っていました。
野田さんのりんご園では、去年12月からの大雪で木の枝が折れる被害が発生し、中には下半分の枝すべてが折れた木もあるということで、ことしの収穫量は例年より3割ほど落ち込む見込みだということです。
野田英夫さんは「ただ被害を見るのではなく挑戦していかなければならないと考えています。消費者に喜んでもらえるりんごができるように努力していきたいです」と話していました。